【コース概要】
　 御坂山系の山梨百名山、本社ヶ丸に登ってきました。この山は最近よく通っている大菩薩連嶺方面から中央本線を挟んでよく眺められる山で、いつかは行かねばと思っていました。本来は笹子から登るのが筋なのですが、三ツ峠山側から登ると標高が稼げることに気づき、今回はそちら側から登りました。

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三ツ峠登山口から本社ヶ丸、御坂峠　ルートマップ

三ツ峠登山口駐車場

清八林道入口ゲート

なだらかに登っていく清八林道

　 河口湖側から車で御坂みちの旧道を行き、三ツ峠登山口の駐車場に着く。駐車スペースは９割方埋まっていたが、まだ空いている場所を見つけて停める。 公衆トイレがあるが、中に入ってみると暖房が効いていた。そういえば途中道路脇に天然ガスの配管がある旨の表示があったので、それで暖房しているのかも知れない。 さて、まずはゲートをくぐって清八林道を歩く。ゆるやかに登っていくと林道から少し入った場所に大幡八丁峠の案内標柱が立っている。

大幡八丁峠

清八山の山頂を手前ピークから望む

清八山山頂標識

　 大幡八丁峠から三ツ峠方面と反対の清八山と書かれた方向に向かう。やや急な坂を登っていくと左手に御坂峠に向かう道が現れ、そのまままっすぐ進むと清八山に着く。

清八山山頂から松越しに望む富士山

黒岳、釈迦ヶ岳方面

本社ヶ丸方面のピーク

　 清八山は秀麗富岳十二景の山の一つで、当然ながら富士がよく見える。南側には三ツ峠山も大きく見え、御坂山地最高峰の黒岳も立派な根を張ってそびえている。反対側に目を向けるとこれから向かう本社ヶ丸と思われる峰がある。

本社ヶ丸山頂手前の岩壁

本社ヶ丸　山梨百名山標柱

本社ヶ丸　秀麗富岳十二景表示板

　 清八山から本社ヶ丸へは標高差もあまりなく、簡単に行けるかと思ったのだがそれは甘かった。岩の露出した歩きにくい道を注意しながら進まなくてはならず、途中大きなピークを越えることもあって、そんなに楽な道ではなかった。最後は大きな岩壁に突き当たるのだが、左側から登る道が開いており、そこから山頂に辿り着けた。山頂はあまり広くはないが、三角点やら山梨百名山の標柱やら秀麗富岳十二景の表示板などが所狭しと立っている。

本社ヶ丸　山頂三角点

大菩薩連嶺方面の眺望

南アルプス稜線と甲府盆地

　 ここから北を望めば大菩薩連嶺の山々が一望できる。また、西側に目を向けると甲府盆地、その向こうには今年は雪が少ない南アルプスが屏風のように連なっている。

清八山手前の笹子に至る分岐

清八峠から河口湖アルプスに入る場所の案内板

女坂峠分岐

何の表示もない八丁山山頂

高圧線鉄塔がある八丁峠

御坂峠（旧道御坂トンネル上）

　 途中、八丁山というピークがあり、ここでお昼ご飯とする。八丁山は特段山名表示の看板などもなく地味なピークだ。ここからは新御坂トンネルに向かう国道が見える。さらに進むと、送電線のある鞍部が八丁峠。ここからは清八林道へ下る道が分かれている。このあと小ピークをいくつか越えて御坂峠に着く。因みに、御坂峠はここと、新御坂トンネルの上の御坂峠とがある。

御坂峠から下る道

太宰治の石碑

御坂みち旧道側登山口

　 御坂峠からは階段の急坂をつづら折りに下っていく。途中、太宰治の碑があり、そのすぐ先で御坂みち旧道脇に降り立つ。

御坂トンネル（旧道）入口（冬期閉鎖中）

天下茶屋のほうとう料理のお店

天下茶屋バス停（運行休止中）

　 降り立った場所は天下茶屋といわれる場所で、大きな木造のお店がある。ここはほうとうが名物のお店らしく、わざわざ食べに来ているお客さんがいる。御坂トンネルは冬季閉鎖の表示があり、通れないようになっていた。また、路線バスもここまでは来ず、三ツ峠登山口どまりとなっていた。

御坂みちの三ツ峠登山口バス停付近

三ツ峠登山口の暖房付きトイレ

三ツ峠登山口駐車場に戻ってきた

　 ここからは車道を下って三ツ峠登山口まで歩き、そこから登り返して駐車場に戻った。駐車場にはまだ半分くらい車が残っていた。 今回のコース、単純に本社ヶ丸往復なら楽ちんだったが、復路で使った河口湖アルプスは小さいピークの昇り降りがあって意外に足にきた。しかし、標高差が小さいので、このくらいのアルバイトはあって丁度よかったのかも知れない。

（おわり）

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