金太郎のまさかり

社殿の手前左手に金太郎のまさかりが置いてある。ちょっと気づきにくい場所にあるので要注意。

公時神社社殿

御朱印がもらえるかと念のため御朱印帳を持ってきたのだが神社は無人だった。何かの行事がある時でないと神職の方はやって来ないのだろう。

神社近くの登山道

社殿向かって右側に登山道が真っ直ぐつけられている。しばらくはなだらかに登って行く。

金時手鞠石

登山道脇に金太郎伝説にちなんだ巨石がある。

金時神社奥の院

奥の院も巨石があるだけで祠などは特段置かれていなかった。

金時宿り石

この宿り石は真ん中が割れている。

箱根外輪山を望む

薄暗い林の急登を抜けると視界が開けてきて、金時山山頂付近や外輪山も望めるようになる。

公時神社分岐

右下手から道が合流してくる。金時山登山口からの道で、明神ヶ岳方面へも通じている。

金太郎茶屋が見えてきた

最後はやや急な道が続くが、時間的にはそれほどではない。やがて山頂に建つ茶屋が見えてくる。

金時山山頂（神奈川県箱根町側）

山頂の標柱はマサカリの形をしている。最近、箱根町が作ったとのこと。山頂部は広いのだが人が多く、ベンチが埋まってしまうと意外に腰掛ける場所は少ない。

山頂から富士山を望む（静岡県小山町側）

正面に富士山が聳え、雄大な景色が楽しめる。近くに張子のマサカリが置いてあり、記念撮影のポーズに使える。

金時茶屋（金時娘の茶屋）

金時娘の茶屋の方はベンチに営業用だとか火気厳禁だとかウルサイ事が書かれてある。こんな雄大な山の上でなんと了見が狭いことかと思う。

金太郎小屋の前にある三角点

三角点は金太郎小屋の入口前に目立たずに置かれている。三角点自体は箱根町側に設置されている。

長尾山山頂の標識

金時山を出発し、外輪山方面へ歩き始める。当初は足柄峠方面に下る予定だったのだが、お天気で見晴らしが良さそうだったのでルートを変更することにした。単独行の気安さである。
さて、最初のポイントは長尾山だが、稜線途中の小高い一角であまり特徴がない場所。

だだっ広い長尾山山頂

山頂は広いがベンチも何もなく、なにやら休憩もしづらい地味な場所である。この時間、乙女峠から上がって来る多くの登山者とすれ違う。

乙女峠

長尾山から下って乙女峠に着く。富士山の展望台が二台設置されている。ちなみに長尾山からだと峠に下りきる手前にベンチがあって、そちらの方が休憩に良い。

乙女峠から望む富士山

山頂付近に雲がかかってきてしまったが、なるほど富士山の眺望は良い。

廃墟となっている乙女茶屋

乙女茶屋が廃墟となって残っている。美観を損なう感じで残念、地元自治体などで撤去できないものか。

丸岳山頂の表示板

外輪山コースは乙女峠から先になると急に人が少なくなる。しかし、道自体はきちんと整備されている。小ピークをいくつか越えて丸岳山頂に着く。

丸岳山頂にある電波塔

山頂には大きな電波塔がある。登山道からは見えないが、裏側に作業用の道路が続いている。

丸岳山頂から神山、箱根駒ヶ岳を望む

丸山山頂はベンチとテーブルが置かれ眺望も良い。ここからは芦ノ湖の湖面もよく見える。

芦ノ湖方面

丸岳山頂より少し長尾峠側に寄った場所から見た眺め。こうやって見ると芦ノ湖がカルデラ内の窪みにたまった状況がよく分かる。

明神ヶ岳方面（手前は仙石原）

向こう側に見える山並みは左から明神ヶ岳、明星ヶ岳である。手前に仙石原の町並みが広がっている。

箱根最高峰・神山と箱根駒ケ岳

大涌谷からの噴気が箱根が今も活発に活動している火山であることを教えてくれる。ここから見るとゴルフ場がやたらに目立つ。

富士見台

登山道と作業用道路が接する場所に富士見台と言う展望台があった。富士山と芦ノ湖の両方が望める場所という触れ込みで作られたようだ。。実際、上がってみると確かに両方見えるが、どっちも中途半端な見え方に思える。

長尾峠

長尾峠の標識。ここから仙石原に下ることができるが、今回はそのまま稜線を直進。

箱根スカイラインの料金所

歩いていたら人の声がするので笹薮を抜けて見に行ってみたら料金所があった。声は料金所の職員のものだった。ちなみに湖尻峠までは静岡県道路公社が運営する箱根スカイライン、そこから先は民営の芦ノ湖スカイラインである。

1,044.9m三角点

県境の防火帯のような登山道のど真ん中に三角点が設置されていた。三等三角点で基準点名は「落合」である。どう見ても山の名前ではない感じである。

富士見公園

このあたりは登山道がスカイラインと並行しているので、スカイライン利用の観光客向けの展望ポイントが設けられている。ここ富士見公園からは富士山のほか駿河湾も望める。

芦ノ湖展望公園に下る道

富士見公園の先にある1,063mのピークを越えると道は芦ノ湖展望公園方面に急降下していく。

稜線から湖尻水門に下る分岐

峠のような地形になっていて、ここから湖尻水門に下る道がついている。なぜかこちらは湖尻峠ではなく無名である。湖尻峠の方は深良水門に下るので、話がややこしい。

湖尻水門に向かう下りの道

下りの道もきちんと整備されていて歩きやすくなっていた。残念ながら展望はない。

箱根湖畔ゴルフコース脇にある登山口

どこに下りるのかと思っていたら、ゴルフコースの正面入口脇に出た。ここまでで山歩きは事実上おしまいである。

湖尻水門

９月末にきたばかりの湖尻水門を下流側から眺めたところ。

芦ノ湖キャンプ村の宿泊棟

キャンプ村の敷地内を抜けていく。前回来たときは午前中だったので人気がなかったが、今回は夕方近くなのでロッジ利用の宿泊者の姿が目立った。

桃源台の海賊船発着場

バス乗り場がある桃源台に到着。ちょうど海賊船が出航するところだった。ここまで気持ち良く歩くことができた。