畑薙湖から茶臼岳方面を望む

自宅を朝４時に出発し、新東名の新静岡ＩＣから畑薙第一ダムまでクルマを走らせる。７時半頃夏期臨時駐車場に到着するも、既に満車状態。 案内員から指示されて、畑薙ダム近くの駐車スペースにとめる。

特種東海フォレストの送迎バス

８時の第一便は４台体制で運行していたが、既に満員でピストンで戻ってくる第二便まで待つ。結局10時頃送迎バスに乗車。

聖沢登山口

11時頃聖沢登山口に到着、ようやく歩き始める。最初は急登でなかなかキツイが、やがて水平の道になる。 ちなみに、ここに来る途中、ＮＨＫ-ＢＳで二百名山ひと筆書きにチャレンジ中の田中陽希さんとすれ違う。前日は椹島に泊まったらしい。

聖沢吊橋

聖沢吊橋に到着。ここでお昼ご飯とする。ここまではスイスイ来られるがここから再び急登が始まる。

岩頭滝見台から見える二つの滝

岩頭滝見台に着く。正面に滝が２本流れている。

絶壁に付き出した岩頭滝見台

滝見台は絶壁に向かって突き出したようになっており、景色はいいのだがちょっと怖い。

聖平小屋に到着

ようやく聖平小屋に到着。小屋前のテント場は随分多くのテントが張られていた。

聖平小屋の夕ご飯

夕ご飯は、南アルプスとしてはまずます。前回泊まった時はしょぼい内容だったが、今回は違った。豚汁が具だくさんで満足。

冬期小屋に宿泊・はしごを登る

本館は既に満員で冬期小屋を割り当てられる。布団１枚に２人の割合で窮屈ではあるが、上向きに寝られたので良かった。

小屋前から朝焼けを見る

朝のテント場、もうかなり出発していた。朝焼けがいい感じ。

聖平小屋の朝ご飯

朝ごはんも内容的にはまずまずだった。空いていれば意外に快適な小屋かもしれない。

今回泊まった冬期小屋

今回泊まった冬期小屋の外観。まだ新しく、中は快適だった。ちなみにトイレは外付けだが水洗式だったのにはびっくりした。

聖平小屋の正面にて

いよいよ小屋を出発。今のところ周囲はガスっているが、お天気は悪くない模様。

分岐点に向かう途中の木道

木道を進んで上河内岳との分岐点まで進む。

薊畑分岐

薊畑分岐に到着。以前はここから易老渡に下れたのだが、易老渡は林道が不通で車が入れなくなっているので、今は行く人は少ないはず。

小聖岳から聖岳を望む

樹林帯を抜けて小聖岳に出ると、一気に景色が広がる。

小聖岳付近から望む兎岳

登っている途中、兎岳が見えてきた。

大岩壁と聖岳

正面に聖岳を望む。南アルプスの山は山体の大きい山が多いが、この聖岳も第一級の大きさである。

聖岳山頂標識

聖岳の頂上に到着。山頂部分は広々としていて見晴らしも良い。

二人で記念撮影

山頂はちょっと風が強くて寒いので、防寒対策して記念撮影する。

もう一つの標識と赤石岳

こちらの標識も味があります。

山頂から望む赤石岳

赤石岳が正面に見える。南アルプスの正式名称である赤石山脈の盟主だけあって堂々とした威容である。

上河内岳方面の展望

日本二百名山のひとつ上河内岳方面も良く見える。

大沢岳（左奥）と百間洞

聖岳からは百間洞山ノ家も見える。今日中にあそこまで行くのだと思うと･･･

聖岳途中から兎岳を望む

ここからは自分にとっては未踏のコース。身が引き締まる感じ。

聖兎のコルに向かう途中の兎岳

コルに向かって一旦４００ｍくだる。そこから兎岳へは２００ｍ登り返す。

兎岳の山頂

兎岳の山頂もなだらかで広い。周囲は山しか見えず、南アルプスのど真ん中という感じがする。

兎岳の三角点設置場所

兎岳の三角点は頂上から少し離れたところにある。先に見える場所にあるらしい。

小兎岳山頂

名前の可愛い小兎岳だが、山頂は至って地味。

中盛丸山の全景

行く手を防ぐように中盛丸山が立ちはだかる。

中盛丸山の山頂

今回新たにゲットした百高山は兎岳に続いてここで２座目。あとは大沢岳で今回の目標達成。

大沢岳の全景

この下に見える鞍部が百間洞下降点。ここから右に降りれば百間洞山ノ家

大沢岳の山頂

山頂には東海フォレストの立派な標識がある。この先の尾根をたどって小屋に向かう事も出来るが、険しい場所もあるので安全策で往復した。

百間洞山の家が見えてきた

沢に向かって降りていくと百間洞山の家が見えてきた。

百間洞山の家に到着

今日はずいぶん混み合っている様子。受付するだけで時間がかかった。

夕ご飯のカレー

宿泊者が多く、名物のトンカツは途中で売り切れ。後の宿泊者はカレーに変更となった。その分ちょっと値引き有り。ここも布団１枚に２人の宿泊。それでも皆ゆずりあって気持ちの良い宿泊者ばっかりだった。

朝日を浴びる中盛丸山（左）と大沢岳（右）

この時期になると日の出は５時半頃。日の出前に小屋を出発し、百間平に向かう途中で日が昇る。

百間平と赤石岳

百間平は思ったより広い。正面に赤石岳がそびえ、荒川、聖も望まれるなかなか良い場所。

百間平から望む荒川岳

朝日を浴びる荒川岳。左側が前岳と中岳、右の高い峰が悪沢岳

百間平の標識

だだっ広い広場の中に立派な標識が立つ。後ろに見えるのは聖岳。

兎岳（左奥）、小兎岳（左手前）と中盛丸山（右）

だんだん日が昇ってきて景色が鮮やかになってくる。ずいぶん紅葉が進んできた。

赤石岳の大斜面

登山道はここの斜面を左下から右上に緩やかにトラバースする。

百間平の全景と大沢岳

大斜面から百間平を望む。この時間帯ヘリコプターが周辺を飛び回り、百間平に人を降ろしたりしていた。遭難者の捜索のような感じだ。

赤石岳山頂への登り

大斜面のトラバースが終わったら、山頂に向かっての登りになる。ここからがキツイ。

山頂付近から見えた富士山

山頂に近づいていくと富士山が見えた。頭に小さな角があるように見える。

赤石岳山頂付近

赤石岳は山頂付近が広い。山頂部分に上がると眼前に景色が広がる。

赤石岳避難小屋

赤石避難小屋は通常の山小屋クラスの作り。見た目は快適そうだ。

赤石岳山頂

山頂で記念撮影。ちょっと逆光で見えにくいけど。

最高所の一等三角点「赤石岳」

一等三角点の設置場所としてはここ（標高3,121m）が最高所。ちなみに富士山の最高点剣ヶ峰は二等三角点。

山頂から小赤石岳（手前）、荒川岳（奥）を望む

山頂から北に目をやると甲斐駒ヶ岳まで望まれる。ただし北岳は間ノ岳に隠れて見えない位置にある。

小赤石岳との鞍部から望む赤石岳

鞍部から見上げると赤石岳の巨大さが際立つ。

赤石小屋に下る尾根

下に向かう尾根はラクダの背と呼ばれていて、一般の登山路は南側をトラバースして下っていく。

赤石岳の全景

下る途中の景色。斜面がカール状になっている。

富士見平からの景色

ようやく富士見平に到着。ここも景色の良い場所。ここから約３０分で赤石小屋に着く。

赤石小屋から下ってきた方向を望む

赤石小屋に到着。ここからも赤石岳がよく見える。後ろに見えるピークは先ほど通った富士見平。

赤石小屋

赤石小屋でラーメンを作って食べる。ここの小屋は昼食メニューが充実しているので注文して食べる方が楽でいいかも。ちなみに、冬期小屋を改築している最中だった。

赤石小屋から椹島までの距離標

赤石小屋から椹島までは見晴らしはなく、樹林帯の中をひたすら下る。

椹島の登山口に到着

無事に椹島に降り立つ。ようやくひと安心。

椹島ロッジに向かう道

車道ではなく近道を通ってロッジに向かう。途中に神社がある。

南アルプス白籏史朗写真館

立派な建物の白籏史朗写真館。ここは宿泊用のロッジの建物ではない。

椹島の看板

今日はここの椹島ロッジで１泊。まだ明るいのだが、送迎バスが午後２時でおしまいなので仕方ない。

椹島ロッジの夕ご飯

お弁当風の夕ご飯。立派だが暖かくないのがちょっと残念。

椹島ロッジの建物

建物は２階建てのプレハブ風。やはりお風呂があるのは気持ちいい。ひとり千円追加すれば個室に入れる。

椹島ロッジの朝ご飯

昨日の宿泊者が多く、朝食も二回に分けて行われた。

畑薙第一ダムの堰堤にて

車を置いたダムの堰堤に戻ってきた。置いてある車はずいぶん減ってしまっていた。

ダムから望む茶臼岳（左）と上河内岳（右）

最終日も良いお天気。今回のシルバーウィークはとてもお天気に恵まれました。