【コース概要】
　 韮崎市内のビジネスホテルに１泊し、前日に引き続き山梨百名山のひとつ日向山に登ってきました。花崗岩の風化した白い砂の山頂はとても美しかったです。

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矢立石駐車場から日向山　ルートマップ

矢立石駐車場

通行禁止の表示がある林道の様子

尾白川駐車場への道

　 尾白川林道を矢立石駐車場まで車で入る。すれ違いのできる道幅があり一応舗装もされているのだが、路面はかなり荒れていてスピードは出せない。平日のこともあり矢立石駐車場はまだ３台しか停まっていなかった。林道はここから先は崩落が発生しているらしく、登山者も含め通行禁止となっていた。注意書きによれば日向山から錦滝に下るコースも通行禁止のようだ。

日向山登山口

快適な登山道

10分の９の場所にある日向山雨量観測所

　 ここの登山口からの道はよく整備されていて歩きやすい。斜度も急すぎず緩すぎずちょうどよい。山頂まで１/10ずつ目安が示されていてペースをつかむのに便利だ。ちょうど5/10のところで休憩した。これでベンチがあれば更に良いのだが。9/10のところに雨量観測所があり、そこからひと登りで山頂部の平坦な場所になる。

日向山の三角点

三角点は山頂に向かう登山道から少し入った場所にある

山頂に向かう平坦な道

　 平坦になってすぐ右手に入ると三角点が設置されている。本来の山頂とは随分離れた場所にある。三角点にタッチしてから元の道に戻り、平坦な道をしばらく歩いていく。

日向山山頂の山梨百名山標柱

雨乞山方面

甲斐駒ヶ岳

　 やがて急に白い景色が見えてきた。山頂の雁ヶ原と呼ばれる場所だ。しばらく下のほうまで花崗岩の風化した真っ白な砂で覆われ、とても珍しい景色が広がっている。ここに山梨百名山の標柱が立っているが、かなり古ぼけていて字がはっきり見えない。正面には２年前に登った雨乞岳、その左方向には甲斐駒ヶ岳が頭をもたげている。

雁ヶ原の白い砂

風化した花崗岩と八ヶ岳（奥）

雁ヶ原先端部の祠　右奥「実学明徳聖神」の文字が読める

　 雁ヶ原の先端に登山者が何人か固まって立っている。そこまで行けるのかと滑り落ちないよう慎重に進んでいくと石碑のようなものが立っていた。ここから先は断崖になっていた。

日向山山頂全景

雁ヶ原西側先端部から八ヶ岳を望む

錦滝方面の下山路（通行禁止）

　 いったん標柱のある場所に戻り、ここでお昼ご飯とする。今日は時間も十分あるのでお湯を沸かしてカップ麺をいただいた。山頂から下り始める前に錦滝への道を確認してみる。雁ヶ原の端に沿って下る道があるがかなり急な様子だった。

下りの尾根道

レンゲツツジ

矢立石駐車場に戻る

　 山頂からの下りもなかなか快適。平日にもかかわらず、まだ何人か登ってくる。なかなかに人気のある山のようである。矢立石駐車場まで戻ると先にいた車は既にいなくなっていた。そのあとも続々下ってきて車が出発していく。
　 この日向山、やはり山頂が特徴的で面白かった。矢立石からだと標高差もそれほどでなく、気軽に歩けてお勧めの山である。

（おわり）

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