【コース概要】
　 大山から南に下る尾根上の三角点ピーク「高取山」に登ってきました。途中、眺望の「聖峰」を経由しての周回コースです。
　 また、最近整備中の「県立いせはら塔の山緑地公園」にも寄って状況を確認してきました。

このＨＰは幅1080ピクセルで表示しています。

県立いせはら塔の山緑地公園

塔の山緑地公園の西側入口

直登コースを行く

塔の山の頂上

　 伊勢原清掃工場に向かう舗装路をなだらかに登っていき、清掃工場への道が右に折れているあたりが公園の西側入口となっている。ベンチと粗末な説明板があるだけでトイレも駐車場もない。まだ整備の途中なのだろうが、公園というのにはまだほど遠い状況である。
　 ここからは塔の山（標高203ｍ）に向かう園路が２つに分かれていて、直登コースと森の小径と書かれた迂回コースがある。どっちにしても距離に大した差はない。
　 明るい林の中を登っていくと、すぐに塔の山の頂上に着いた。平らな場所で草が刈り払われており、正面に大山や手前の聖峰が見える。ベンチと木製の鹿の置物があった。

南側を望む見晴台

眺望を説明するパネル

地味な東側入口

　 山頂からそのまま真っ直ぐ進むとこれまたベンチのある見晴台に出る。その直下まで作業道が入り込んでいて、その脇には眺望を説明するパネルが作られていた。ここから下って、東側入口に出る。ここも駐車場などはなく地味な作りだ。この先の進入口にも小さな表示があるだけで、まだ本格的に公園として利用できるレベルにはなっていない。トイレもないし、まだまだこれから整備していく公園ということなのだろう。

聖峰への入口

この分岐を右に入る

山頂に祀られた聖峰不動尊

　 保国寺のバス停跡から聖峰に向かう標識がある。途中右手に分かれ、登っていくとミカン園がある。そのまま登っていくと右手の谷には埋め立て処分場らしき場所が見える。その先、左手に入る道があり、ここから山道らしくなる。途中鹿柵の出入口を抜け、やがて右手に祠がある。そこを通り抜けると、聖峰に向かう男坂、女坂が分かれている。今日は急な方の男坂を行く。
　 山頂までは標高差１２０ｍ程で、木がまばらに生えた急斜面をジグザグに登っていく。途中、立ち休みをしつつ、やがて聖峰の山頂に到着。ここは何度も来たことがあるが、山頂の木が刈り払われており、伊勢原・平塚方面が一望に見渡せる景色の良い場所である。
　 山頂には聖峰不動尊が祀られていて石灯籠もある。ベンチが何基か置かれており、眺望を楽しみながらお弁当をいただくこともできる。また、女坂から登ってくる方に簡易トイレも設置されている。

聖峰山頂からの眺め

高取山の山頂

高取山山頂の脇にあるNHKの通信施設

　 お弁当を食べた後、今度は高取山に向かう。不動尊の脇を登り、一旦軽く下ってから高取山への登り道に入る。尾根筋に取り付く手前から急な登りとなり、階段状の登山路が続く。ようやく尾根に登り、そこから右手に同じような登りを行くとようやく高取山山頂に着いた。
　 ここは大山から続く尾根上のピークのひとつであるが、三角点が設置されている堂々たる山頂である。東側が開けていて伊勢原市方面が望まれる。また、秦野市側（西側）にＮＨＫの通信施設がある。

鶴丸尾根への入口付近

ゴルフ場へ出てきたところ

登りに歩いた尾根を望む

　 山頂では最近流行りのトレイルランナーが４〜５人休憩していた。たぶん大山阿夫利神社の下社あたりから下ってきて弘法山方面に抜けるのであろう。私は今日は比々多神社に車を置いてあるので戻らざるを得ない。復路は伊勢原カントリークラブを通る鶴丸尾根を下ることにする。
　 一旦大山方面に下り、標識のあるところから東側の尾根に入る。最初は急だがすぐになだらかな歩きやすい道になる。道なりに下っていけばゴルフ場の脇に出て、あとはゴルフ場のカートが通るような道を通って比々多神社に戻った。
　 部分的に急登があるものの、全体的には快適なハイキングコースである。人気がイマイチなのは登山口付近に駐車場が無いからであろうか。（神社にはあるのだが大っぴらには駐めにくい。）その辺整備してもらえれば、周辺も活性化すると思うのだが。

（おわり）

「丹沢の山」に戻る