相模平野にそびえる信仰と歴史の山・大山。観光化されてはいるが、登りは結構ハードです。
　 歴史があるだけに、登山道には色々な見どころがあり、これを探しながら登っていくのもなかなか楽しめます。

かながわ古道５０選の碑

大山ケーブル駅バス停からの参道入口

参道に設置された大山独楽の絵（１番目）

　 伊勢原駅から大山ケーブル駅までバスで約３０分。ここから土産物屋の立ち並ぶ参道を登っていく。路面に独楽の絵が描かれていて、どんどん数が増えていく。

大山詣での先導師の宿坊

ケーブル追分駅近くにある祠

大山独楽の最終の絵（２７番目）

　 参道脇には大山参りの参拝者を山頂まで案内した「先導師」の宿坊がある。独楽の絵は２７が最後だ。

女坂七不思議の説明

弘法水（女坂七不思議）

子育地蔵（女坂七不思議）

　 大山ケーブルには乗らず、徒歩で下社に向かう。男坂と女坂があるが、歩きやすい女坂を行く。女坂七不思議というものがあって、探しながら歩くのが楽しい。

爪切り地蔵（女坂七不思議）

逆さ菩提樹（女坂七不思議）

大山寺の階段にある仏像

　 やがて大山寺に着く。本堂にいたる階段には、仏を守護する神像が立ち並ぶ。

大山寺本堂

無明橋（女坂七不思議）

潮音洞（女坂七不思議）

　 大山寺はかつては神仏習合で神社と一体であったものが、神社と分離したもの。

眼形石（女坂七不思議）

阿夫利神社下社に向かう階段

阿夫利神社下社の境内

　 大山阿夫利神社下社に着く。ここまではケーブルカーを利用すれば誰でも来ることが出来る。

輪くぐりの神事

本殿下にある大山名水

上社に向かう登山道の入口

　 神社ではちょうど輪くぐりの神事が行われていた。本殿に向かって左手に山頂への登山口がある。

夫婦杉

ぼたん（牡丹）岩

天狗の鼻突き岩

　 下社から上の道にも様々な由緒ありそうな物が登場する。さすがに古くからの信仰の道だ。

十六丁目追分の碑(1716年創建)

ヤビツ峠分岐

上社入口に建つ鳥居

　 急坂を我慢して登っていくと、やがてヤビツ峠からの道と合わさる。しばらくすると上社の鳥居が現れる。

御中道二十七丁目（最終）の碑

阿夫利神社本社の石碑

大山山頂奥の院

　 大山山頂には本殿や奥の院が所狭しと建ち並んでいる。

大山山頂(標高1,252m)

阿夫利神社上社本殿

大山山頂の電波塔

　 ついに大山の山頂に立つ。冬の季節は山頂付近は雪道になることが多い。軽アイゼンくらい持っていった方が無難である。
　 今回は帰りは行きと同じ道を戻ったが、物足りない人は日向薬師方面に下るのがお勧め。