【コース概要】
　 二度上峠から簡単に登れる初心者向きの山。登山口は県道５４号脇、二度上峠手前にある。登山口から２００ｍほど離れた所に２０台程度とまれる駐車場がある。また、その他にも手前に２ヶ所あり。
　 コースは危険箇所もなく、何ら問題なし。山頂は広くもなく狭くもないといった感じ。三角点あり。

二度上峠の駐車場

国道から見た浅間隠山登山口

浅間隠山登山口の標識

　 朝７時に自宅を出発し、圏央道、関越道経由し高崎ＩＣで降りて二度上峠に向かう。峠の手前右に登山口の標識が見え、その先に駐車スペースと簡易トイレがある。このほかにも何カ所か駐車スペースはあるようである。
　 １０時半頃着いたのだが、朝からの雨がまだ残っていたので軽く一眠りする。気がつくと小一時間寝てしまっていた。外はガスってはいるが雨はもうあがったようだ。まわりに誰もいない中、出発する。

急坂コースの表示

北軽井沢コース分岐

笹原の快適な道

　 登山口を入ると最初は狭い沢を登っていき、その後広い斜面を登っていく。ジグザグコースと直登コースがあるが、ふつうの登山者なら直登コースで十分である。
　 斜面を登り詰め、ややトラバース気味に進むと北軽井沢コース分岐に着く。ここからはしばらく笹原の快適なコースである。

標高1500mを過ぎた辺りから雪道に

浅間隠山山頂方面を望む

雪の浅間隠山山頂

　 笹原を進むと、再びジグザグコースとなりだんだん斜度が急になってくる。標高１５００ｍを過ぎた辺りから積雪が見られるようになってきた。
　 ここで軽アイゼンを持ってくるのを忘れたことに気づく。しかたなく木の枝を掴みながら慎重に登っていく。
　 雪道になると分かるのだが、ここ数日誰も登っていないことに気づく。自分が最初の足跡を付けていくのは爽快ではある。
　 わらび平分岐を右に分けて平行移動していくと急に展望が開け、山頂が見えてくる。

登ってきた道を見下ろす

山頂付近の様子

浅間隠温泉郷コースへの道

　 山頂にはあっという間に到着した感じである。周りには木がなく、お天気ならさぞかしいい眺めだろうとは思うが、全体にガスがかかっていて展望はきかない。
　 山頂は積雪７〜８センチ程度。三角点に腰掛けてお昼ご飯をいただく。山頂付近には私の足跡だけしかない。しばらくいたが、誰も登ってこなかった。
　 帰りは同じ道を下る。雪の上には私が登ってきた足跡しかない。結局最後まで誰一人として出会わなかった。今日一日二百名山を貸し切ったのだと思うと何だか得したみたいで気分がいい。そんなことを考えながら駐車場を後にした。
（おしまい）

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