【コース概要】
　 地図にはない丹沢の隠れたコース。最近は知られるようになってきたが、静かに歩けるのが良い。ヨモギ平のベンチでひとりぼーっとして過ごすのは癒しの時間でもある。
　 ヨモギ平に登って入る場合は、BOSCO（ボスコ）キャンプ場からと札掛からの２コースがある。短いのはキャンプ場からで、構内に登り口があり、三ノ塔の頂上近くのお地蔵様のある場所に出る。三ノ塔直下が急登でやや歩きにくいが、あとの道は明瞭で危険もない。

めったに開いていない富士見小屋

BOSCOキャンプ場の入口

キャンプ場内にある登山口

　 秦野駅からバスに乗ってヤビツ峠で下車。県道をてくてく歩いてＢＯＳＣＯキャンプ場に向かう。途中、富士見橋のところにある富士見小屋が営業していた。開いているのは滅多に見かけないので珍しい。
　 登山口はキャンプ場の中にある。営業中だと断って入らないと行けないのだが、キャンプも季節外なので管理人は誰もいない。登山口は近くに行かないと標識がないので分かりにくい。

登りの途中にある紅葉

分かりやすい尾根道

ヨモギ平のベンチ

　 最初は植林地をジグザグに登っていくのだが、やがて尾根筋に出る。ここからは尾根筋がはっきりしていて迷うことはない。
　 やがてベンチのあるヨモギ平に到着。

三ノ塔への標識

まっ平らなヨモギ平

三ノ塔への道

　 周りの木の葉も落ちて見通しが良く、ご機嫌な空間である。だいたいは静かなのだが、時折登山者のグループが通り過ぎていく。

ヨモギ平から望む三ノ塔

三ノ塔からの目印となるお地蔵様

三ノ塔への出口付近

　 まだお昼ご飯には早いので、一休みした後出発する。三ノ塔への登りは上に行くほど急斜面になってくる。
　 しばらく我慢して登っていくと、お地蔵様の見守る山頂からの登山路に合流する。

三ノ塔から望む表尾根

菩提峠のパラグライダー台

岳ノ台の展望台

　 三ノ塔からの見晴らしはいつも素晴らしい。丹沢で３６０度の景色が楽しめるポイントはそうザラにはない。
　 ここからの帰り道は、真っ直ぐヤビツ峠に向かわず菩提峠を経由し岳ノ台を通って帰った。岳ノ台は展望台がある割には手前の樹木の生で展望はそれほどではない。ここからヤビツ峠に降りる。
　 それにしてもヨモギ平はいつもホッとする空間である。
　 （おわり）

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